ErgoDox EZを注文してみた
本日4月2日、セパレート型エルゴノミクスキーボード「ErgoDox EZ」をオンラインで注文してみたが、、いつ頃手元に届くだろうか。到着が待ち遠しい。
1.お値段
注文したのは以下の製品。送料+消費税込みで日本円にして3万7千円程度。
- ErgoDox EZ Bundle: Blank($295 USD)
ErgoDox+無刻印のキーキャップ(blank keycaps)+専用リストレスト(Wing wrist rest)+傾斜調節(Tilt/Tent)キットのセット。 - 送料($30 USD)
- 消費税(¥1,300)(※4/30追記)
2.ErgoDox EZ 各種製品
ErgoDox EZ(キーボード本体)を含む製品の選択肢は以下のようになっていた(4/2現在)。「Bundle」って名称の製品は、専用のリストレストと傾斜調節キットが付属している。あとはキーキャップなし(No keycaps)、無刻印キーキャップ(Blank)、刻印キーキャップ(Printed)の何れかが選択可能。
- ErgoDox EZ Bundle: No keycaps($260 USD)
- ErgoDox EZ Bundle: Blank($295 USD)
- ErgoDox EZ Bundle: Printed($295 USD)
- ErgoDox EZ with no keycaps($205 USD)
- ErgoDox EZ + Blank Keycaps($240 USD)
- ErgoDox EZ + Printed Keycaps($240 USD)
何気に5つのセットもある(キーキャップありで送料込みの価格)。送料込みなので1つあたり$315、、単体で買うより$10安いが。。
- 5 ErgoDox EZ bundles($1,575 USD)
3.キーキャップの刻印、形状の選択肢
製品説明では、無刻印キーキャップには「blank PBT DCS keycaps」、刻印キーキャップには「printed (non-blank) PBT DSA keycaps」と、見慣れない「DCS」「DSA」といった記述がある。キーボードを真横から見た時のキーボード上面の形状が、「DCS」は中央が凹んでいる形状で、「DSA」は平らになっているものを指す(詳しくはここを見れば一目瞭然)。
なお、キーキャップなしを購入した場合は、「Cherry MX軸対応」キーキャップを別途(別サイト等で)入手する必要。
4.キースイッチタイプの選択肢
また、注文確定後、メールで「キースイッチタイプを選んでね!」といった内容で、各種情報を入力するためのURLが送られてくる。入力フォームではキースイッチタイプ(Gateron社製:茶、青、白、赤、黄、黒、緑)を尋ねられる。ErgoDox EZのデフォルトは茶だそうだ。
※個人的にはカチャカチャ音がしない軽めのキータッチが好みなので、赤を選んでみた(4/3)。
5.Cherry MXキースイッチとは
ErgoDoxに興味を持つまでは青軸?赤軸?なにそれ?状態だったが、注文を機に、まずはCherry MXキースイッチについて調べてみた。
- 色による重さ・クリック感・音の違い(超概要)は「One Page summary of Cherry MX」や「Switch Matrix」が分かりやすい。
- 各軸のキー押下時の動き(GIFアニメーション)は「Mechanical Keyboard Switches」にて。
- 分解時の写真は「All About Cherry MX Stems and Springs」。
Cherry本家に行けば詳しいデータシートがPDFで参照できるけど、以下のredditのキースイッチまとめページが雑多ではあるが色々と詳しい。
6.Gateronキースイッチ概要
で、ErgoDox EZに採用されている、Cherry MX互換のGateron社製キースイッチだが、ErgoDox EZのサイトには以下の記載がある。
Switch | Force (±15gf) | Pre-Travel (±0.6mm) | Feel | Notes |
Gateron Brown | 55g | 2.0mm | Tactile | =Cherry MX Brown |
Gateron Blue | 60g | 2.3mm | Clicky | =Cherry MX Blue |
Gateron White | 35g | 2.0mm | Linear | Cherry MX Redより軽め |
Gateron Red | 45g | 2.0mm | Linear | =Cherry MX Red |
Gateron Yellow | 50g | 2.0mm | Linear | Cherry MX Redより重め |
Gateron Black | 60g | 2.0mm | Linear | =Cherry MX Black |
Gateron Green | 80g | 2.3mm | Clicky | =Cherry MX Green |
静音かつ軽めとなると、Gateron WhiteかRedの二択。どの程度打鍵感が変わるのか試してみたいところだが。。
7.デフォルトキーマップ
キーマップは好きなように変更可能なので、デフォルトでインストールされるキーマップの内容はほとんど意識していなかったのだが、改めてよく見るとかなり「変則的(変態的?)キーマップ」なのかと思う。「『A』の左隣は『Ctrl』」派なのだが、、まさか「Backspace」が設定されているとは。「Tab」の位置には「Delete」と。。
キーボードが到着次第、このあたりを参考にキーマップを書き換えてみる予定。
8.ファームウェアの書き換え
ErgoDox EZには「Teensy USB Development Board (Teensy 2.0)」という、Atmel AVR 8ビット16MHzマイクロコントローラー(ATMEGA32U4)搭載の基盤が載っていて、ファームウェア「Quantum MK Firmware」が書き込まれている。このファームウェアはオープンソースであり、GitHub上で公開されているので、好きなように改変してリコンパイル・コントローラーへの書き込みが可能だ。
キーマップの書き換えで物足りなく(?)なったときは、ファームウェアの改造&書き換えにも挑戦してみようと思う。
- Quantum MK Firmware(ErgoDox EZ keymap C file)
Atmel AVRコントローラ向けキーボードファームウェア「TMK Keyboard Firmware Collection」をベースに作成されたファームウェア。「Multi-layer Keymap」や「Mouse key」といった発想は、TMKから来たものだろうか。 - The Teensy Loader Application
- The GCC Compiler and Tools