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ErgoDox EZ は NKRO なのか・・・?

すでに標準のFirmwareを書き換えてしまっているので正確なところは定かではないが・・・ErgoDox EZのキー入力時の挙動が、同時に使用しているMajestouch 2と違ったのでメモする。


1.挙動の違い

ErgoDox EZは、A⇒B⇒C・・・と指を離さずにキーを押下していくと、6キーまでは認識されるが、7キー目からは「押しても認識されない」。つまり、同時に押下して認識されるキーの最大数は6キーであり、最大キー同時押しからの継続したキー押下を受け付けないということ。

Majestouch 2は、同様にA⇒B⇒C・・・と指を離さずにキーを押下していくと、7キー目を押した瞬間に「Aキーは指を離した扱いとなり、代わりに7キー目が押下されたことになる」。続けて8キー目を押すと「Bキーは指を離した扱いとなり、代わりに8キー目が押下されたことになる」(以降のキー押下も同様)。これは、同時に押下して認識されるキーの最大数は6キーだが、最大キー同時押しからの継続したキー押下を受け付けるということ。ただし、一番過去に押下したキーは離した扱いとなる。


要は・・・同時押しで認識される最大のキー数は両者とも6キーだが、最大キー同時押しの状態から続けてキーを押下した場合の挙動が異なる。


2.NKRO

NKROとは、N-key rolloverのことであり、上記のようなキー入力の同時押し時の挙動について説明する用語であるが、ある解説に照らしてみると、Majestouch 2はNKROであり、ErgoDox EZは単なる「同時押しに制限のあるキーボード」となる。


3.ErgoDox EZ は NKRO なのか・・・?

しかし、ErgoDox EZの販売元にはErgoDox EZは「Supports N-key rollover (NKRO)」と書かれていたりする・・・。何かがオカシイ。

そもそも(自分を含めて誰かの)NKROの解釈が誤っているのか、キーボードの使い方(Majestouch 2と同時USB接続)が間違っているのか、同時押しの確認に使用したツール(EliteKeyboards.comの「Switch Hitter」やMicrosoftの「Keyboard Ghosting Demonstration」)がバグってるのか、標準のFirmwareを書き換えてしまった故なのか・・・ま、6キー以上を同時押しするような使い方はしないから、謎のままでいいかな^^;